この前、東京都内の9庭園のうちのひとつである浜離宮恩賜庭園に行ってきました。この前って言っても、10月末に行ってるからもうすぐ1カ月経つんだけどね(笑)
まあそれは置いといて…
1654年、徳川将軍家の鷹狩場に、4代将軍家綱の弟の松平綱重が海を埋め立てて別邸を建てたのが浜離宮恩賜庭園の始まり。
その後、綱重の子である綱豊(家宣)が6代将軍になったのをきっかけに、「浜御殿」と呼ばれる将軍家の別邸となりました。
歴代将軍が幾度かの造園や改修工事を行い、11代将軍家斉の時代にほぼ現在の姿になったそう。
明治維新のあとは皇室の離宮となったため、名称が「浜離宮」に変わりました。
関東大震災や戦争によって建造物や樹木が損傷したけど、昭和20年11月3日に東京都に下賜され、整備されたあとに昭和21年4月から「浜離宮恩賜庭園」として公開が始まったそうです。
昭和27年11月22日に、「旧浜離宮庭園」として国の特別名勝・特別史跡に指定されています。
最寄り駅
電車
大手門口
都営大江戸線 汐留駅または築地市場駅・ゆりかもめ 汐留駅から徒歩7分。
JR山手線・京浜東北線・東京メトロ銀座線・都営浅草線 新橋駅から徒歩12分。
中の御門口
都営大江戸線・ゆりかもめ 汐留駅から徒歩5分。
JR山手線・京浜東北線 浜松町駅から徒歩15分。
船
・水辺ライン
両国~浜離宮~お台場海浜公園
・水上バス
浅草行き(日の出桟橋経由)
駐車場
駐車場は来園する観光バス専用しか無いので、公共交通機関で行った方がいいですね!
(障害者・車椅子の人の車両は駐車できます)
開園時間
午前9時~午後5時。
入園は午後4時30分まで。
入園料
大人300円・65歳以上150円。
小学生以下及び都内在住・在学の中学生、身体障害者手帳・愛の手帳・精神障害者保健福祉手帳または療育手帳持参の方と付き添いの方は無料でした。
無料公開日は、みどりの日(5月4日)と都民の日(10月1日)の2回あります。
年間パスポートもありました。大人は1200円。65歳以上の年間パスポートは600円。他の庭園よりかは少し高めだけど、それでも安い!
休憩ができるところ
庭園内には4つの御茶屋があり、写真左から中島の御茶屋・燕の御茶屋・鷹の御茶屋・松の御茶屋があります。
そのなかでも中島の御茶屋では、潮入の池など御茶屋からの景色を楽しみながら抹茶と和菓子のセットをいただくことができます。もちろん有料。
私たちが訪れたときは、東京150周年のイベントが開催されていたので、御茶屋では抹茶と和菓子をいただくことはできませんでした。
次回訪れたときには、中島の御茶屋でのんびりと休憩しながらセットをいただきたいな~
ホームページでも確認を!
こちらでも確認してから行くことをオススメします!
園内でしてはいけないこと
ペット(動物)を連れての入園
園内の魚や鳥、植物を採取すること
敷物を使うこと
お酒などを持ち込むこと
芝生や植え込み、ロープ柵の内側に入ること
鳥に餌を与えること など
園内のパンフレットなどで確認して楽しみましょう!
その他
授乳ができるスペースは見当たりませんでしたが、大手門の近くのサービスセンターに確認してみるといいと思います。
オムツを替えられる台はありますが、今回は利用しなかったので私は実際に見ていません!水上バス発着場と野外卓広場の近くのトイレでオムツが替えられるマークを見かけた気がする…うろ覚えでスミマセン…今度行った時にはしっかり確認しておきます!
庭園内では車いすでも通行できるルートがあるので、ベビーカーでも庭園を楽しめます。でも、橋や段差などがあるのでベビーカーを持ち上げるときはちょっと大変なのかも。特に一人の場合ね。
ベビーカーだけでも充分楽しめると思うけど、併用で抱っこひもも準備しておくといいかもしれないですね(^^)
車椅子が通行できるルート
赤い点線の部分は車椅子で通ることができます。園内は平坦な道が多く、意外と隅々まで楽しむことができますよ!
(浜離宮恩賜庭園のパンフレットから)
行ってきたよ!
この日は東京150周年記念イベントがあるということで、久しぶりに行ってきました。
こちらの出入口は大手門。庭園の出入口だけど結構立派でした!さすが徳川将軍家ゆかりの庭園。
門を通ってすぐに東京150周年のオブジェが置かれていました。夜だったら光っていたのかな?11月24日・25日にも東京150周年のイベントがあるけど、その日まで置かれているのかな?
入園料を払って中に入ると、結構道幅が広い!歩きやすくて、娘も楽しそうに主人と手を繋いで歩いていました。
園内で一番広い道を歩いていると内堀を見ることができます。この道の内堀の近くでは、浜離宮恩賜庭園の移り変わりなどを見ることができますよ。古い絵図もあって、見たり読んだりしていたらいつの間にか主人と娘が離れて仲良く歩いていてほっこりしたな~。あと、庭園内にお堀があることにビックリ。
主人と娘に置いていかれたので(笑)慌てて追いかけて、写真右側にある白いテントで行われた無料イベントに参加してきました。
三百年の松の近くで行われたこのイベント。参加無料だったし、並んでいる人もあまりいなかったので参加することに。
明治時代の服装に自分の顔をはめるんだけど、ただカメラとモニターの前に立って位置を微調整するだけで簡単に撮ってくれるんですよ!明治時代にタイムスリップしたような写真で、撮った後すぐに印刷して渡してくれました。もちろん写真も無料。
子供の服装のものは無かったので、娘はどうやって参加するのかな?と思っていたら、抱っこすれば大丈夫ということだったので家族3人で参加できました!ちょっと顔がずれて微妙な写りだったけど、いい思い出といい写真になりました。ちなみに、主人がちょっとおどけた顔、娘は真顔、私はおすまし顔で(笑)
三百年の松。約300年前に、庭園を大改修した偉業を称えて植えられたといわれているとのこと。とても大きくて堂々として存在感を放っていました!
手前には、東京150周年のオブジェがここにも置かれていました。
記念撮影される方が多かったですよ。私たちももちろん一緒に撮りました!
松を見た後はお花畑のほうへ。途中小さな橋があるけど、段差がないのでベビーカーなどでも楽に渡ることができますよ!
お花畑には、たくさんのコスモスが咲き誇っていました!すごくキレイだったな~
カップルで来ている人たちは、彼氏さんが彼女さんとお花畑の写真を可愛く撮ろうと頑張っていました!微笑ましかったな~(´-`*)
お花畑を歩いていると、すごく大きいアロエを発見!横に並んでみると本当に圧倒される…
私の身長(約160cm)とほぼ一緒(笑)とにかく大きかったな~
こっちはボタン園。ボタンは4月末ごろが開花時期なので、ちょっと寂しい風景が広がっていました。春には色とりどりのボタンが楽しめるみたいですよ!
お花畑とボタン園の横には内堀広場が広がっていて、カップルや家族連れの人たちがレジャーシートを広げてピクニックを楽しんでいたりしてちょっとほっこり(´-`*)
私たちもいずれはピクニックしたい!(笑)っていうか、パンフレットには”敷物はご遠慮下さい”って書いてあったけど、レジャーシートは良いのかな?今度行ったときにでも聞いてみよ!
お花畑とボタン園の奥へ進むと今度は梅園が見えてきます。
ここでは3匹くらい野良猫に遭遇。
そのうち1匹はベンチの下にいました。主人が近づいて写真撮っていたけど、全く逃げるそぶりを見せない!人に慣れているんだね~
梅林を抜けると、結構広いスペースに出ました。ベンチも何脚か置いてあるので、座ってのんびりすることもできますよ。
そして水上バスの発着所もありました。チケットを買って、ここから浅草や両国、お台場のほうへ船で行くこともできます。
ここからは、車いす通行可ルートではない細めの道を通って見ることに。
落ち葉もたくさんあったので、娘はすごく喜んで落ち葉を拾ったり駈け出したりして楽しんでいました。
進んでいくと、途中で二手に分かれる道が。段差はあるし、道幅もさらに狭くなるからベビーカーだとちょっと大変かも。
段差のほうへ進むと新樋の口山が。山っていうより丘って感じ。2歳くらいの小さな子供でも階段を上がりきれるくらいで、そんなに高さは無いけど東京湾に面しているので、レインボーブリッジやお台場など見渡すことができました!
頂上にベンチなどは全くなく、ちょっと広めのスペースで景色をちょっと楽しめる場所って感じ。
新樋の口山を水門側の階段を下りると、横堀水門を見ることができます。
潮入の池の水は、この水門から海水を引き入れているんですね~
池にはハゼやボラ、ウナギなどの海水魚が住んでいるそうです。
そういえば何度か、跳ねている魚を見かけたな~
そして樋の口山。こっちは登ることができませんでした。
海手お伝い橋までは潮入の池に沿って歩くことに。ここから東京タワーも見えましたよ!
その後は東京湾に沿って歩きました。ベンチが結構置いてあって、ベンチがすべて埋まるくらいの人たちがまったり過ごしていましたよ~
カップルが圧倒的に多かった!
再び潮入の池に沿った道に戻って、少し歩くとベンチを発見。水分補給も兼ねてちょっと休憩。
休憩した後は、再び潮入の池沿いを中島の御茶屋方面へ。
中島の御茶屋へ行く途中にも、東京150周年のイベントがあったので参加してきました。それについては、別記事に書いているので下のリンクからどうぞ!
高校生からのお抹茶を楽しんだ後は、お伝い橋を通って中島の御茶屋へ。この橋はちょっと幅が狭めなので、ベビーカーだとちょっときついかも。この橋は車椅子の通行不可だからね。
橋から見る庭園の風景もすごく素敵だったから、ぜひ見てみてほしい!
この日の中島の御茶屋では”江戸東京名品ギャラリー ”というイベントが開催されていたので、ちょっとだけ見てみることに。
8畳くらいの部屋では、
もう一つのお部屋では、あらかじめ予約した人たちがイベントをイベントを楽しんでいました。
明治のころには国賓なども迎えていたのもあってか、とても立派な建物でした!空襲で焼けちゃって、今の建物は再建されたものだけど…普段はこの御茶屋で、お抹茶と和菓子セットをいただくことができますよ!
中島の御茶屋を後にして、小の字島のほうのお伝い橋を渡って3つの御茶屋方面へ。
まず最初に見たのが、2015年に復元された燕の御茶屋。中に入ることはできず、外から内観が見られるように戸が開かれていました。
将軍自身が接客や利用するための建物らしい。私もこのような趣のある建物に招かれてみたい(笑)
次は2018年に復元された鷹の御茶屋。こちらは中入れましたよ!復元されたばかりなので、とても綺麗でした。鷹狩の待合・休憩所だったそう。建物の裏にあたるところには、”鷹部屋”という鷹が待機するスペースもしっかり復元されていました!
この御茶屋の内部公開は、曜日と時間が決まっているぜひサイトで確認を!
最後に見た御茶屋は、2010年に復元された松の御茶屋。ここでも、東京150周年のイベントが行われていて列ができていたので、中に入れず外観だけ見てきました。
このとき娘は結構飽きていたみたいなので、サラッと見てから中の御門方面へ。
途中には、「東京150周年記念 絵画コンテスト」の作品が展示されていました。写真右側の白いテントね。
小学生や中学生などの絵が展示されていたけど、みんなすごく上手に描かれていました!おばさんビックリよ!ちなみに私は絵がヘタ(笑)
絵を見た後は、再び中の御門のほうへ。途中には、可美真手命(うましまでのみこと)の銅像がありました。まさか神話に関連する神様の像があるとは思わなかったから、めっちゃテンション上がった!
可美真手命
神話に出てくる神武天皇の東征で、手柄をたてたといわれる軍神
可美真手命の銅像を後にして進んでいくと、中の御門へ続く道に企業などの団体が出しているブースやキッチンカーがたくさん並んでいました!
いろいろな体験ができるようにもなっていて、主人が体験したのがこちら↓
実際に座って、降臨もちゃんと回せるようになっていました。主人によると、結構重くて力がいるらしい。娘も座らせていい、とのことだったので座らせてみると、かなり不安そうな顔をしていました(笑)まあ初めて見るものだし、ビックリしたのかな!
車椅子の体験のあとは、はとバスへ。なんとこのバスの中に入ることができました!中には、歴代のはとバスで活躍してきたバスの写真がパネルで紹介されていました。しかも、スタッフさんが写真を撮ってくれました!ありがたやありがたや。
それに、このような古い型のバスに乗る機会なんてそんなに無いからね、いい思い出になりました!
ほかにも環境局が水素で走る車を展示していたり、水道局が水道水の試飲を提供していたりと、歩いていてなかなか面白かったです。
一度通っただけで、こんなにパンフレットとか手ぬぐいとかいろいろ貰えました(笑)しかもパズルまで貰えたけど、全く開けてない!まあ開けたら娘に隠されるんだろうけど(笑)
帰るため、バス旅行の話をしながら大手門の近くにある三百年の松のほうへ。
庭園に入ってすぐ通った時には気付かなかったけど、三百年の松の向かいの木がきれいに染まっていました!秋だね~としみじみ思いながら大手門から帰りました。
最後に・・・
今回で行くのは2回目。庭園内で東京150周年のいろいろな企画があって、思っていたよりかなり楽しめました!高層ビルに囲まれているけど、緑が多くて風景もすごく素敵(*’▽’)
他の庭園より広くてかなり疲れました。でもイベントは楽しかったし、娘も楽しそうにたくさん歩いたりして楽しめていたようで、行ってきて本当に良かった(´-`*)夜のプロジェクションマッピングのイベントが見られなかったのは残念だったけど(笑)まあ仕方ない。
今度は、11月24日と25日に東京150周年のイベントがあるようなので、予定が大丈夫そうなら行ってみたいな~
貰ったチラシを見てみたらなんか面白そうだし。
次はお弁当を持ってピクニック気分で行きたい!
緑も多く、ゆったりできる素敵な庭園なので、ぜひ足を運んでみてほしいと思います。
では(^^)/