訪問ありがとうございます!
いつの間にやら恐竜にはまった娘。
そして主人と私。
図書館から借りてきた恐竜の本の最後に紹介されていた、恐竜の骨格展示されている場所の中から比較的行きやすそうということで、数ヶ月前に群馬県立自然史博物館へ行ってきました。
骨格展示や動物のはく製、地球の自然やまだまだ知らない原始的な生きものたちのことまで、工夫された展示に惹きつけられてきました!
そこで今回は、魅力たっぷりな群馬県立自然史博物館のことを紹介していきます!
群馬県立自然史博物館ってどんなところ?
群馬県立自然史博物館は、もみじ平総合公園の中にある博物館。
- 地球の時代
- 群馬の自然と環境
- ダーウィンの部屋
- 自然界におけるヒト
- かけがえのない地球
以上の、5つのテーマで構成されていました。
地球の生い立ちや鉱物・自然や生物に関わることを、資料や標本、剥製など多数の展示を見たり触れたりすることで楽しみながら学べる場所でした。
実物の恐竜骨格展示や、実物大の動くティラノサウルスのロボットなど、とにかく見どころが多く、学ぶことも多い博物館ですよ!
屋外にも展示品がある!
駐車場に車を停めて博物館の入口に向かう途中に、溶岩などの岩石の資料がいくつか展示されていました。
ちなみに、上の写真の溶岩の資料は、中生代ジュラ紀のもの。
資料の産地や年代も表記されているため、館内に入る前から地球の歴史の一部に触れられるのが良き。
入口のほうへ向かう途中には、カブトムシの巨大オブジェがお出迎え!
私たち大人でもテンション上がったから、虫が好きな子供とかは大興奮間違いなし!…だと思う(笑)
大迫力の館内展示
チケットを購入したら、いざ!常設展示室へ!
地球の時代
最初のテーマは『地球の時代』。
入口を通ると、何やら人型の展示が…。
通路に沿って進んでいくと、どんどん退化して…
なんと生命体の基本となる『炭素』を超えて、宇宙初期の『水素』にまで遡ります。

まるで自分も遡っているような感覚…になったのは私だけかもしれんけど。
ここを抜けると、写真や標本などを駆使した広めの展示室で地球の生い立ちなどに触れられます。
ここは、子供にとっては難しい内容かも。
大人の私たちのほうが夢中になったからね。
先へ進んでいくと、恐竜たちの骨格標本などが展示されているエリアへ!
5歳の娘も一気にテンション上がってた(*‘∀‘)
ガラスの床の下には、トリケラトプスの発掘現場を再現した展示が。
ガラス床のすぐ横にはトリケラトプスの骨格も展示されていたけど、これがまた迫力あってかっこよかった♡
床が透明だとヒヤヒヤするし怖い…けど、好奇心が勝って何とか床の上に立って近くで見れました(^^♪
おわかりいただけただろうか…このリアルさ。最初、本物の人が床の下にいると思ったもんね(笑)

この人達、全然微動だにしないから体幹めっちゃ鍛えてるんかな?っても思ったw
まあ、割とすぐに人形だって気づいたけどね!
トリケラトプスの骨格の奥には、開けた展示室に迫力満点の恐竜の骨格や化石などが並ぶ圧巻の光景が待っていますよ!
ブラキオサウルスがいかに大きいのかよく分かる…
ちなみに、このブラキオサウルスの前足と後ろ足の間にはベンチがあるので、真下から見上げることもできますよ。とにかく迫力満点だったから、訪れた時にはぜひ!
一部の展示品では、なんと触ってもOK!
感触を確かめるのも、学ぶ上で大事な要素のひとつだよね。
触っても大丈夫な展示にはちゃんとマークがあるので、確認してからにしましょう!
大きい恐竜の骨に目が奪われがちだけど、いろいろな生きものの骨や恐竜のたまごなどの化石も充実していて、もうずっとワクワクしてた!

「もし恐竜が絶滅していなかったら…」という観点から想像した生きもの『ディノサウロイド』もいるから、ぜひ探してみてね!
個人的には、河童みたいな宇宙人…って思った(笑)
群馬の自然と環境
二つ目のテーマでは、群馬県の自然を館内に緑豊かに再現されていました。
尾瀬ヶ原の景色のジオラマとか、まるで自分が本当にその場にいるような感じがしたからね。見慣れない景色に癒されました(´-`*)
いろいろな鳥のはく製や生きものたちの標本が、ズラッと並ぶ姿も圧巻。
このような鳴き声を聴ける装置もあるため、聴き比べするのもまた楽しい。
ちなみにこれは”水辺の鳥の鳴き声”。
他には、カエルとかセミがあったような気がする…。うろ覚えだけど。
鳥以外にも、昆虫や魚など豊富な自然の中に住む生きものたちや、ブナ林や種類豊富なキノコ類なども多く展示されていて、全く飽きない!
キノコの展示では、キノコの名前の下に『毒』とか『猛毒』とか恐ろしい文言が付いているものもあれば、『食用』とか『きわめておいしい』とか書かれているものもあって、見ていてすごく面白かった!

私たちが行ったとき、尾瀬シアターは新型コロナ感染拡大予防のため上映中止中でした。
2階の通路から見る恐竜たち
尾瀬シアターのすぐ横の階段を上がって2階へ行くと、ティラノサウルスロボットを横から見れました!
横からでも迫力が凄かった…
順路を更に進むと、正面からご対面♡
正面からだと、迫力抜群で怖すぎた!実物大だし動くし吠えるし目が合うし(笑)
2階からなら、マメンチサウルスのお顔もこんなに近くに!
歯の形状とかもよく分かるし、手が届きそうなくらい近かった…。
1階を見渡せるから、ぜひその景色をご堪能あれ(^^♪
ブラキオサウルスとマメンチサウルスは、2階からでも見上げなきゃいけないけど(笑)
ダーウィンの部屋
3つめのテーマ。動物や昆虫、植物に鉱物などの標本を世界中から収集して展示されているんだとか。
順路に沿って進んでいくと、おじいちゃんのロボットがお話してくれている豪華そうな部屋があるんだけど、その部屋の中も虫とかの標本が並んでいるんだよね~。
ちょっとゾワッとした(笑)
虫苦手だからね。
そしておじいちゃんロボットが結構リアルだった!動きとかも。

『ダーウィンの部屋』って言うくらいだから、おじいちゃんロボットは『ダーウィンさん』なんだろうね!
ダーウィンさんのいる部屋を通り抜けると、たくさんの動物たちのはく製が展示されていました。
距離が近いからね、動物たちと思いっきり目を合わせられますよ!
ライオンと目を合わせた時が一番怖かった…動かないって分かってるのに…
食べられるかと思った…(笑)
ここでも一部の展示に触れられます。
このアンモナイト、結構大きかった…。
動物のはく製のお部屋の先へ進むと、また違った雰囲気のお部屋に。
ちょっとした化石のクイズや、引き出しの中にも工夫された展示があったりと、豊富な展示に親子で夢中になった場所でした!
触る機会の無い、パンダやグリズリーの頭骨にも触れましたよ。
もちろん複製されたものだけどね。
複製品と分かっていても、触るのちょっとドキドキした(笑)
このエリアでは、展示室というより『部屋』の中にお邪魔させてもらってる感じの展示で面白かった(^^♪
新型コロナ感染予防のため、一部は利用中止となっていました。
自然界におけるヒト
ヒトも自然の中に暮らす生物の中の一種として、他の哺乳類や魚類、両生類などと比べながら学べる場所。
首の骨や歯、指、心臓、物の握り方など、本当に細かいところまで違いを比べられる展示に、私のほうが興味津々(笑)
娘にとってはあまり興味がなかったみたい…いつの間にか主人と先に進んでいました。
後半には、ヒトが直立二足歩行をし始めたころなど進むにつれて進化するジオラマや絵が、いくつか壁に沿って展示されていました。

原始時代で、もうすでに『埋葬』という行為が行われていたのに驚き…。
かけがえのない地球
最後のテーマは、私たちが住む美しい地球を守るためにできることや環境のことなどを展示を通して教えてくれる場所。
自然環境についていろいろと考えさせられましたね…まじで。
微力ながら、これからも自分が思うエコ活動をしていこうと思いました!
最後には、環境に関するクイズをすることもできますよ。これがまた思ってたより難しかった!
出口へ向かう階段には、カミツキマッコウの実物大生体復元模型があったんだけど、迫力が凄かった…。歯とかめっちゃ怖くない?

今から1100万年くらい前(新第三紀中新世)にいて、当時の海で最強の哺乳類だったらしい。
群馬の海でも泳いでいたらしいよ。
子連れで行って感じたこと
展示が豊富すぎて、子供と一緒だとゆっくり見られない(笑)
恐竜とか動物のはく製とか普段なかなか近くで見られないものを、こうして見て感じさせることができるのは、親からしたら嬉しいところ。
楽しみながらいろいろと学んでいってほしいからね。
段差とかは少なかったし、1階と2階の移動はエレベーターがあるから、ベビーカーがあっても楽に見学できますよ。
1階にも2階にもトイレとおむつ交換スペースがあるから、子連れにとって安心だと思う。1階には授乳室もあるからね。
詳細情報
開館時間
9時30分から17時まで。
入館は、16時30分まで。
休館日
毎週月曜日・年末年始
月曜日が祝日の場合は翌日休館。
上記以外にも休館することがあるそうなので、公式ホームページでチェックしてみて下さいね!
入館料
- 一般 510円
- 高大生 300円
中学生以下と障害者及びその介助者は無料。
企画展開催期間中は別料金とのこと。
現在は事前予約制で、公式ホームページから予約ができます。
アクセス
公共交通機関
上州電鉄上州富岡駅から乗合タクシー黒岩線「総合公園」で下車1分。
上州電鉄上州七日市駅または上州一ノ宮駅から徒歩25分。
車
上信越自動車道 富岡IC・下仁田ICから15分。
国道254号富岡バイパス もみじ平公園入口から北へ800m。
その他
新型コロナ感染対策
- 発熱や風邪症状がある人の入館NG
- 入館中はマスク着用
- 咳エチケット
- こまめな手洗いと消毒のお願い
- 他の人との距離を開けての見学
- 入館時に検温
- 一部の展示は利用できない
注意点
- 館内貸出用車いすあり
- ベビーカーあり
- 写真撮影はOK
- 館内は禁煙
- 再入館はできない
- 館内で飲食はできない
- 傘の持ち込み禁止
- ペット連れ込み禁止
- ゴミは持ち帰る
写真撮影については、撮影禁止の表示がある展示の撮影や、三脚や自撮り棒など・フラッシュの利用はNGのため要注意。
最後に…
実は、行く数日前にホームページでどんな場所なのか調べたんですよね~。
その時は、「あんまり広くなさそうだしすぐ見終わるかもな~…。」って失礼ながら思っていました。
でも!実際に行ってみたら全然そんなことは無く、むしろ充実した内容でもう少しゆっくり見ながら回れば良かったって後悔したくらい(笑)
恐竜のことや地球のことに、今まで以上に更に興味を持たせてくれた『群馬県立自然史博物館』。
入口から展示室までの人から水素まで退化して、順に展示を見ていくと内容がだんだんまたヒトに進化して戻ってくる感じが、ストーリー性もあって本当に面白かった…。
大人も子供も、思った以上に楽しめるオススメな博物館でした!
では(^^)/